甲斐駒ヶ岳

標高2,967m。「日本百名山」としても知られ多くの登山者を魅了しつづける日本屈指の名峰。
山頂付近には白い花崗岩が露出しまるで雪が積もっているかのようにも見えるため、この辺りの山塊でもひときわ存在感を放つ。急峻でピラミダルなその山容は、古の時代から信仰の対象としても崇められ、江戸後期から昭和初期までは講登山も栄えた。
「日本三大急登」にもあげられるその登山ルート「黒戸尾根」には、多数の石碑や霊神碑が祀られ、山頂には麓の2つの駒ヶ岳神社の奥宮も鎮座する。登山口から山頂までの標高差は実に2,200mを誇る。