駒の松

旧駒城村に位置する、甲斐駒ヶ岳を遠望する高台にあったアカマツの巨木跡地
講登山で甲斐駒ヶ岳をめざした人々がこの1本松を目印にしたともいわれるが、残念ながらマツクイムシによる枯死のため2008年に伐採された。その根の一部は現在「道の駅はくしゅう」の屋外休憩スペースで展示されている。
昔はこの場所で馬の治療を行っていたこと、駒ヶ岳の駒、駒城村の駒、また聖徳太子にこの地の馬を献じた故事など、馬にちなんだ名前が多いことから「駒の松」と名付けられたと伝えられる。傍らに置かれた数体の馬頭観音と背景の甲斐駒ヶ岳の雄姿を眺めていると、いにしえの時代にタイムスリップしたかのような時間が流れる。

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